こけし達のちょっと早いひな祭り ~弥治郎こけし村 - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

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こけし達のちょっと早いひな祭り ~弥治郎こけし村

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これまでこけしについてのアレコレは、何度かご紹介してきました↓

・記事その1/「ロシアからこけしの産地東北へ マトコケシ展覧会」の記事は コチラ

・記事その2/「ボーダーこけしの手紙で思いをつなぐ」の記事は コチラ

今回は、そんな宮城の「こけしのふるさと」の一つ、
白石にある  『弥治郎こけし村』  をご案内しましょう。

『こけし は、産地や師弟関係、表現様式によって11の系統があり、
そのうちの4系統が宮城県内にあります。
その中で弥治郎系のこけしは、頭が胴体より大きく、
ベレー帽風の 『ろくろ模様』 があるのが特徴です。

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さらに言えば、この11の系統は、江戸時代から続いた手法による
『伝統こけし』 と呼ばれるものにあたり、さらに
戦後、全国の観光地で販売するために大量生産化された 『新型こけし』 と、
工芸品的な趣をもった 『創作こけし』 に分かれます。

あまり詳しい話となると、
それだけで一冊の本になってしまうのでこの辺に留めておきますが、
そういった 『こけしの歴史』 も、この施設でじっくり学ぶことができます。

現在、この施設では、県内外の 『こけし工人(こうじん)』 による、
様々なこけしの雛人形作品の
展示即売会 『雛の宴(ひなのうたげ)展』 が催されています。

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上の写真は鳴子系こけしの工人の方の作品。
こういった模様の描き方などを見ると、こけしの技法が息づいています。


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こちらは今年の干支にちなんだ作品。
伝統的な木の加工を活かしながら、全体的な造形や塗装、
そして仕上げはモダンです。


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さらにコチラは、木そのものの味わいを活かした 『ひなオブジェ』。
木の『クセ』を知り、確かな 『技』 がなければ、
なかなかこれだけのモノは生み出せないでしょうね。


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こけしづくりで培った確かな技は、
こういった懐かしい玩具づくりにも反映されています。


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ちなみに現在は 『第三次こけしブーム』 だそうで、
休日になると、日本全国の 『こけし女子(=こけ女)』 が
わんさと訪れるんだとか。
中には弟子入りを熱望する美大系の女子も多いということですが、
弟子入りはなかなか難しいのが現状。
ちなみに上の作品は、施設内にあるこけし工房に弟子入りした
26歳の女性の方の作品です。
色使いや顔の描き方が 『今っぽい』 ような感じがします。
(こけしの頭に載っているのはベレー帽かな?)

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上の2枚の写真は、その女性の師匠にあたる工人、
星 定治(ほし さだはる)さんの作業風景です。
『弥治郎こけし村』 は資料館やギャラリーなどの施設のほか、
敷地内に各工人の工房が設けられていて、
こけし作りの作業風景を間近に見学できます。

この日、星さんが製作していたのは、けん玉。
電動ろくろに木材をセットし、回転する木を鑿(のみ)で削っていきますが、
1枚目の写真の木材が2枚目の写真の 『けん玉のパーツ』になるまで、
ものの2~3分程度でした。

現在、星さんの下では、先ほど紹介した女性と、
40代の男性がお弟子さんとして修業しています。

「親のこけしづくりの技を、子供が見ていくうちに覚えてきた。
そうやって伝統や技術が継承されていったんですが、
今では跡を継ぐケースも少なくなってきた。
自分の身近にあるものだし、それだけで生活するのは
大変だと分かっているから断念するのでしょう。
それは悲しいことだけれど、こけ女のように、
こけしに新たな魅力を感じて、こんなふべんな場所に、
わざわざやってくるファンもいる。
そういう人たちのためにも、
もっともっと、こけしの魅力を伝えていきたいし、
若い人たちに伝承できるような場が増えればなあ、と思います」
(星さん 談)

ちなみに 『雛の宴展』 は 1月25日(日)~3月3日(火)まで開催中。
『こけしの新たな魅力』 に触れるには絶好の機会ですよ。

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●弥治郎こけし村 0224-26-3993

(ほや丸)

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