失われた街 模型復元プロジェクト - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

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失われた街 模型復元プロジェクト

「失われた街」模型復元プロジェクトは、東日本大震災と震災に伴う大津波により被災した街を模型で復元し、街並みや自然環境、文化や記憶の保存・継承を目指すプロジェクトです。


ふるさとの記憶 1全体 縮小

14日まで行われた「ふるさとの記憶 みやぎ特別展」では、2014年4月から11月までに県内各地で開催されたワークショップで製作された被災地域の模型を展示。



ふるさとの記憶 10志津川 縮小
【南三陸町志津川地区の模型】 低い場所にあった役場や病院はほとんど津波被害に遭った


500分の1の縮尺で復元された模型は、全国の建築を学ぶ学生ボランティアの方々が中心になり作られたもの。
記憶の街ワークショップ』を開催し、ワークショップに参加された地域の方々の思い出を直接学生さん達が聞き取り、街を忠実に再現した真っ白な模型に表現していきます。




ふるさとの記憶 2女川 縮小
【女川町女川湾周辺の模型】  沿岸部の鉄筋の建物が津波で流された


模型には、『記憶の旗』が建てられています。

は建物やお店の名前を記した『名称の旗』。
は地元のお祭りや屋号を示す『伝統の旗』。
は「ここに避難して助かった」など、津波から逃げた場所や津波到達地点を示す『防災の旗』。 
は『環境の旗』。漁業や農業、自然等を示す旗です。 


ふるさとの記憶 3写真女川 縮小
【2014年9月の女川湾周辺のようす】







ふるさとの記憶 6門脇 縮小
【石巻市門脇南浜周辺の模型】 ほぼ全域が津波被害に遭い、門脇小学校では流されてきた車などにより火災も発生した


ワークショップでは、震災当時の事や辛い気持ちも思い出されます。
自分の家が流されていく所を見ていた事を思い出す方や、
涙ながらに自分の家の屋根に色を塗る住民の方もいらっしゃったそうです。 





ふるさとの記憶 7閖上 縮小
【名取市閖上地区の模型】 漁業が盛んで「閖上朝市」には多くの買い物客が訪れた


辛い記憶を抱えながらも、ふるさとの記憶を呼び起こし、街を再現していきます。

豊かな自然、人々の暮らし、自分がそこに居た事。

沢山の事を学んだ学校、育ってきた家、庭に植えた木々は流されてしまっても、
記憶や思い出はいつまでも残るもの。



ふるさとの記憶 8写真閖上 縮小
【2014年6月の閖上地区のようす】



ふるさとの記憶 9-0閖上 縮小
【名取市閖上地区の模型】 浜辺に自生していたセリ科の植物「ハマボウフウ」。昔はおひたしなどにして食べたそう



黄色い旗は『思い出の旗』。
「小学校で自転車の練習した」、「あそこまで泳いでいった」、子供の頃みんなで遊んだ思い出。

漁師さんは、ワカメや牡蠣の「養殖いかだ」に特別な思いがあるそうです。
模型の中ではほんの小さないかだだけど、それが無いと思い出の海は完成しないとおっしゃっていました。






ふるさとの記憶 4磯 縮小
【山元町磯地区の模型】 磯浜海水浴場や、毎年2月の「ホッキまつり」には多くの人が集まった


ワークショップや模型の展示会は、街について語り合う機会でもあります。
同じ思い出を共有するご近所さん、
模型を作った建築の未来を担う学生さん達、
以前の姿を知らない震災後に街を訪れた人々、
様々な人達との交流が生まれる中で、真っ白だった模型は様々な色に彩られていきます。




ふるさとの記憶 5写真磯浜 縮小
【2014年8月の磯浜周辺のようす】






「失われた街」模型復元プロジェクトでは、被災地域を含む全国各地、海外でも模型展示を開催しており、ワークショップで得た証言の映像・書籍化などにも取り組んでいます。

今回の展示と同時開催した『記憶の街ワークショップin荒浜』では、新しく仙台市荒浜地区の模型が作られたとの事。
お近くで展示会が開催された際には、是非足をお運び下さい。

詳しくはこちら→「失われた街」模型復元プロジェクト


(N)


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