『復興への想い』も詰まっています~気仙沼向洋高校のさんまの缶詰 - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

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『復興への想い』も詰まっています~気仙沼向洋高校のさんまの缶詰


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気仙沼の南の入口が 『大谷海岸 道の駅』 で、
ここでは駐車場を利用して、いつも様々なイベントが行われています。
私も食事やお土産の購入で、よく利用していますが、
この日は気仙沼向洋高校産業経済科の生徒さんたちが
自分たちで作った 『さんまの缶詰』 の販売実習をしていました。

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気仙沼向洋高校は、元々、気仙沼階上地区にありましたが、
震災による津波で、写真のように校舎が壊滅しました。
幸いなことに、学校が休みだったこともあって、
生徒や先生の被害は一切出ませんでした。
現在、学校そのものは市内の気仙沼高校のグラウンドに
仮設校舎を設けて授業を行っている状態で、
写真の被災した校舎は、
『宮城県 の震災遺構』 として保存の検討が進められています。

●気仙沼向洋高校のホームページは こちら

●気仙沼向洋高校の 『震災の記録』 は こちら


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同校が、この缶詰づくりに取り組み始めたのは震災後です。
2012年度は缶詰を作る設備も整っていなかったため、
山形県の水産高校の設備を借りての実習となりましたが、
2013年度以降は自分たちの学校で実習ができるようになりました。
材料のサンマはもちろん気仙沼で水揚げされたもので、
一つの缶詰にサンマを一尾半使い、気仙沼伝統の返したれと生姜で味付け。
缶詰のパッケージも生徒たちが考えてデザインしたもので、
右から2012年、2013年、そして今年のモノになります。

ちなみにお値段は 一缶220円 になります。

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生徒の方に缶詰づくりにあたって苦労した点を聞くと、
『さんまのはらわたを取ること』 という答えが返ってきました。
缶詰作りにあたって、さんまのはらわたが入ってしまうと、
見た目が悪くなるだけでなく、味にも影響してしまうので、
それを全て取り除くワケですが、ちゃんと取り除くには、
やはり人間の指先がいちばんだということで、
産業経済科の2年生と3年生全員がその作業にあたったとか。
ちなみに、今年作った缶詰は全部で4500個(!)ということなので、
4500×1.5=6750尾の 『サンマのはらわた』 を取り除いたことになります。

そんな生徒一人ひとりの 『復興への真摯な想い』 と 『丁寧な仕事ぶり』 は、
社会的にも大きく評価され、
今年の2月26日に行われた
『第38回 宮城県水産加工品品評会』 で特別賞を受賞しています。

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生徒による販売実習は、11/27、12/4、12/11 の各木曜日の 13:00 から 開始。
この日(12/4)は240個(=3個セット×80袋)の缶詰を用意してのスタートでしたが、
その前の週の金曜日、地元の人気ラジオ番組で紹介されたこともあって、
開始直後からお客さんが並ぶような状態で、開始から30分で完売しました。

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私も2缶購入して実食をしてみました。

個人的に言うと 『さばの水煮』 をちょっと甘辛くしたような味わいで、
生姜のピリッとしたアクセントが、脂ののったサンマの味を引き立ててくれます。
『ご飯の友』 としてはもちろんですが、
ちょっとした 『酒の肴』 としても大活躍してくれそうです。
骨も柔らかく煮込まれているので、小さなお子さんでも大丈夫ですよ。

ちなみに来週の 12/11(木) が最後の販売日。
これを逃すと、来年のこの時期まで待つか、
同校の文化祭まで待たなくちゃいけませんので、
購入をご希望の方は、ぜひ 『大谷海岸 道の駅』 まで!

(ほや丸)

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