沢田いくみさん ステンドグラス展 “Hands of Human.” - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

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沢田いくみさん ステンドグラス展 “Hands of Human.”

藤崎大町館での展示販売会をひかえたステンドグラス作家、沢田いくみさんのアトリエ兼ショップにおじゃまして参りました。
場所はかつて市電が走っていた河原町の「昭和市電通り」。
通り沿いに建つ築100年を超える民家からは、色とりどりの作品があたたかな光を放って静かな道を照らしています。

外観全景斜め

空間に溶け込むような沢田さんのステンドグラスの世界観は“人の暮らしの中にあるように”と作られたから?

暮らしは、自然の恩恵を受けながらも人が手を入れることによって脈々と受け継がれてきた文化そのもので、人の手が生み出した技術の結晶であるステンドグラスも、ずっと寄り添い続けるものであってほしい。

そんな作り手のメッセージを感じる光のかたちに、心がすうっと穏やかになります。

室内

ドライフラワー×窓

今回の展示テーマは“Hands of Human.”
象徴として選んだモチーフは「鹽竈ザクラ」。

鹽竈神社の境内にあり、国の天然記念物に指定されている桜は、一旦は老木のため枯死してしまい指定も解除されました。
それでも保存を願う人々が復活させ、見事再指定を受けたという木々は、自然と人との交わりが生んだ一つの姿と感じられたそうです。
そのような力強い再生の物語に共感し、咲きほこる花々をステンドグラスで表現しました。

シオガマザクラ

展示では、スタンドなどの鹽竈ザクラをモチーフとした約10点のほか、キャンドルホルダーやオーナメントなど、クリスマスの贈り物にぴったりな作品約80点が揃い、オーダーメイドのご相談にものって頂けます。

また、沢田さんのアトリエは、アートを通じて自然と生きる力を育む活動を行う団体「play」の拠点「the day」でもあるので、賛同するアーティストの作品なども揃えて、様々な人が交流する場として開かれています。

古い住居の持つ重厚感、そこにあたたかい光があふれていて、ただただシンプルに心地よい空間が。
地下鉄の河原町駅から、時には広瀬川まで散歩をしたり…静かな町の雰囲気を楽しみながらお立ち寄り下さい。

外観横構図

沢田いくみステンドグラス展“Hands of Human.”

会場:仙台・藤崎大町館2F
仙台市青葉区一番町3‐2‐17
期間:12月4日(木)~10日(水) 10:00~19:30

◆お問合せ先
the day (沢田いくみアトリエ・play concept store)
仙台市若林区河原町1‐5‐41
Tel/Fax:022‐395‐9861
10:00~20:00
定休日:水曜日 展示期間中の休日はお問合せ下さい


(しうらむ)


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