古きよき富谷の街を訪ねて - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ ホーム » 県内その他地域 » 古きよき富谷の街を訪ねて

古きよき富谷の街を訪ねて

1富谷宿

仙台市北部に隣接する富谷町は、
仙台市のベッドタウンとして、近年、大きな発展をしている地域です。

国道4号線を中心に、道路沿いには大型ショッピングセンターや
大小様々な商業施設が建ち並び、国道を外れれば、
あちこちに新興住宅地が広がっています。

そんな現代的な街並みと緑豊かなこの地域にも、
歴史的な街並みがありました。

場所は富谷の町役場近くで、この蔵造りの家の前を通っているのが旧国道4線線。
国道になる前は奥州街道で、ここ、富谷は「仙台から三番目の宿場町」として栄えたそうです。

2脇本陣跡    3内ケ崎酒造外観

上の写真は、そんな当時の「富谷宿の隆盛」を偲ばせるもの。
左の写真にある「脇本陣」とは、「大名用の宿泊施設」のこと。
それだけ立派な施設を設けられるほど、「街本来の機能」が充実していたのでしょう。
さらに通りを歩くと、立派な門構えと蔵が…、
その門の脇に掲げてある看板には「鳳陽醸造 内ケ崎酒造」と記されています。

6内ケ崎酒造裏手

10内ケ崎別邸

この「内ケ崎酒造店」は宮城県最古の造り酒屋で、
そもそも、江戸時代にこの宿場町を開いたのが、この「内ケ崎家」だったそうです。
町の人から話を聞くと、この内ケ崎家からは、
東北電力の初代社長や衆議院の副議長なども輩出しているとか。
ちなみに下の写真は、その内ケ崎家の別邸跡です。

7富谷宿内部    9ブルーベリー

8富谷宿内部2

いちばん最初に紹介した写真の蔵造りの家も、
ご商売をなさっているようなので中を拝見してみました。
ここは江戸時代末期に「呉服・古着屋」として創業し、
今は観光案内所・物産所としての役割を担っています。
中を覗くと、正面には当時の看板、大福帳や算盤が…。

看板に書かれている「太物」とは綿織物のこと。
「絹糸」より綿糸のほうが太いから、「太物」なんだそうです。
「古手」とは「古着」のこと。
その当時の日本では「服そのもの」が非常に高価で、
庶民はもちろん、大名の奥方でも普段着は古着だったとか。

下の写真も建物の内部、店内のあちこちに骨董品や地元の物産、
お土産などなどが置かれています。
店の奥にデーンと鎮座ましますのは「階段箪笥」。
仙台箪笥でも発揮された宮城の職人の確かな技が光ります。

さて、そんな数多の物産の中で、代表的な特産物が「ブルーベリー」。
ここ富谷では30年前からブルーベリーの栽培をはじめ、
今ではあちこちに「ブルーベリー農園」ができるほどに成長し、
様々な加工品も誕生しています。
写真のジャムもそんな加工品の一つです。

最近では、この旧い街並みに惹かれてここを訪れる方も増えているとか。
温泉やショッピングの帰り、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

「あの4号線のそばに、こんな静かな街並みがあったんだ」
と、きっと驚くハズです。

関連記事
コメント
非公開コメント