丸森の氷瀑、不動滝 - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

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丸森の氷瀑、不動滝

『県南は丸森町の山中に、毎年凍結する滝があるという』

久しぶりに冒険心をくすぐる情報を得たふたりは、すぐさま現場へと車を走らせた。
国道113号を相馬方面に向かい、大内集落から青葉へ。

前日の寒波の影響で、周りは見渡す限りの雪景色。携帯電話は圏外。看板だけを頼りに、ひと気のない雪道を恐る恐る進む。
山間の道はしだいに狭くなり、気がつけば車一台通るのがやっとの幅に・・・。

不安で会話もなくなった頃、ようやく目的地『不動滝』への入り口を発見。
近くに車をとめ、足首まで雪に埋もれながら、ふたりは未知の世界へ踏み入った。

不動滝1


林道を進んですぐ、装備が不十分だと気づく。
川の土手、雪が積もった不安定な斜面を歩かなければならないのだ。

お「これは思ったよりずっと大変そうだ・・。アイゼンが欲しいくらいです」

N「足を踏み外したら、川までノンストップかも・・」

お「ありがたいことに、ロープが張られてます!気をつけて進みましょう」

不動滝2


ロープがなくなると、木の枝や岩につかまりながら進んだ。

最初に、(お)が派手に足を滑らせ、前のめりに転倒。

N「大丈夫ですか!?」

お「ははっ、平気平気♩さあ、危ないのでお手をどうぞ!」

不動滝3


難関は続く。まるで積み木のような地層だ。非常に脆(もろ)く、軽く触れただけでも崩れてしまうので、つかまる場所がどこにもない。

N「昔はここも川の底だったのかも知れませんね」

不動滝4

不動滝5


ふたりは仲良く、代わる代わる転んだ。ある時は沢に足首まで浸かり、またある時は尻もちをついて、ゆっくり空を見上げた。
奥にある鉄製のハシゴをのぼる頃には、手足の感覚がなくなっていた。
やがて・・・

お「見えたーーー!!」
N「・・・すごい!・・・」

不動滝6

不動滝7


高さ約30m。ふたりは氷瀑の美しさに目を奪われた。
幾重にも重なる氷柱の造形美だけではない。氷の中を静かに、まるで血液のように水が流れる様は、まさに大自然の息吹。

N「この場でないと決して味わえない感動です!これまでの疲れが一気に吹き飛びました」

お「自然の神秘に大満足!来てよかった!」

その瞬間、山頂から吹き降りる強い風が、新雪を青空にキラキラと舞いあげた。滝まで無事到着したふたりを祝福するかのように。
ふたりはまたひとつ、宮城の美しい景色を堪能(たんのう)した。

N「さて、お腹がすいたら、自然薯うどんが名物の農村レストラン『味の里』がおすすめですよ!
天ぷらや豆腐ハンバーグも絶品だし、お値段がリーズナブルなのもグッド!」

不動滝8


◉不動滝:丸森町大内青葉
※滑落や落石に十分ご注意ください。
◉農村レストラン「味の里」:丸森町大内字町西7

(お&N)
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