失われた気仙沼よ、甦れ~「失われた街」模型復元プロジェクト - みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ

みやぎ観光復興支援センター スタッフブログ ホーム » 気仙沼 » 失われた気仙沼よ、甦れ~「失われた街」模型復元プロジェクト

失われた気仙沼よ、甦れ~「失われた街」模型復元プロジェクト

気仙沼市役所(ワン・テンビル)の2階の交流プラザは、「市民の憩いの広場」として、いつも様々な展示物で賑わっています。現在、この交流プラザでは「失われた街模型復元プロジェクト ~記憶の街ワークショップ~」が催されています。
CIMG4322 (800x600)


これは震災前の気仙沼市内の各地域(気仙沼内湾地区、本吉・大谷地区、大島地区、鹿折地区、唐桑・大沢地区、弁天町地区、階上・岩井崎地区など)街並みを1/500の模型で再現したもので、さらにこの街並み復元模型を見学しに来た気仙沼市内の方々から模型を見ながら思い出を語っていただきます。そして、その思い出を元に演劇チームによる朗読劇を行うというものです。(写真は上から順に、本吉・大谷地区、弁天町、鹿折、大島の建築模型)。
CIMG4306 (800x600)
CIMG4324 (800x600)
CIMG4328 (800x600)
CIMG4342 (800x600)

この企画は神戸大学大学院と横浜市立大学の院生と学生、そして気仙沼みらい計画という団体の共同企画で、彼らの呼びかけで日本各地の大学から500人以上の学生が参加し、各地域の再現に協力しています。

再現には震災前の気仙沼市内の地形図、住宅地図、航空写真などの資料を用い、再現にあたっては建築模型などに使う様々な材料を用いています。大学で建築を専攻している院生や学生が中心なので、製作そのものに支障や困難が生じることはなかったようですが、「より正確な地域の再現」を目ざし、不明点は実際に現場に行って調査を行うこともあったとか。一つの地域の模型製作には25人位のスタッフが参加しましたが、1/500の縮尺とはいえ一地域で畳二畳分くらいはあり、さらに建物の一つひとつも正確な高さで配置しているため、完成まで徹夜作業も含めて2週間くらいかかったそうです。

下の写真のような視点で見ていると、
CIMG4320 (800x600)

ただの発泡スチロールの空間にも関わらず、「過去にそこにあった街」に迷い込んだ錯覚に陥ります。たぶん、この模型を見に来た気仙沼の多くの人達もこのような視点で観察しているのでしょう。徐々に過去の思い出が甦り、「あそこの家は○○さんの家だった」、「この工場では昔、こんなことがあってね…」、「この場所はビルになる前は土蔵が立ち並んでいたんだよ…」、そんな様々な話が出てくる。その一つひとつの思い出話を書き留め、地図上に記したのがこちらの写真です。
CIMG4332 (800x600)


今は無くなってしまった気仙沼の姿、ぜひご覧にお立ち寄り下さい。
・復元模型の展示(気仙沼市役所ワン・テン庁舎2F 交流プラザ)…9月28日(金)まで
・「失われた街」の朗読劇(南町紫市場 イベント広場)…9月30日(日)15:00開演
CIMG4326 (800x600)
関連記事
コメント
非公開コメント